大工見習い時代からの長年の疑問。
私が『独立』を志した契機の一つです。
一件のリフォーム工事に関して調べてみたところ、リフォームに関わる全ての業者の内、全行程の約6～7割は大工が現場に入って仕事しているのが現状です。元請けの会社から現場監督として現場に入っている人間は、他の現場との兼任や段取りなどを理由に現場から離れることが多く、ひどい時には全行程の一割程度しかいない状況が幾度となくありました。
同然ながら現場の全てを把握出来るわけもなく、 不具合が生じれば、大工に助けを求める始末です。そこに私は深い疑問を抱きました。 それならば、私自らがお客様と直接打ち合わせ、見積り作成などして現場の施工・管理までしてしまえば、 現場監督という立場のコストを省くことができ、大幅な経費削減が可能になるわけです。
たとえ、大規模工事になったとしても、大工会社であるメリットを活かして、 弊社の従業員をはじめとして、多くの職人がいますので、監督、職人のいずれかが疎かになる心配はありません。 実際、一人前の大工ともなれば、現場監督よりも知識があるが故に、より良い仕事の仕方を熟知しています。 それならば私たちのような大工会社が設計、企画すればお客様にとっても良いのではないかと思い、起業した次第です。
また設計・企画から携わった職人が、自ら現場に入って施工することにより お客様も少しながらの安心は得て頂いてると思います。
話したこともない人間よりは、少しでも気心知れた人間に一から手掛けてもらうほうが良いに決まってますので！
私共も、誠心誠意、仕事させて頂きます。